明治から昭和初期の絵葉書でみる日本の風景

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手彩色絵葉書

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絵葉書の基礎知識

絵葉書の年代を特定する方法

絵葉書には発行年などの情報が記載されておらず、いつの時代のものか分からないことが多いです。しかし、宛名欄を見るとある程度の年代を特定することが可能です。

宛名欄は時代ごとに下記のように変化しています。

1.明治33(1900)年〜明治39(1906)年

宛名欄に横線無し。宛名欄には住所氏名しか記載できず、通信文の記載は認められていませんでした。そのため、この時代の絵葉書の文章(通信文)は裏面の絵や写真に重ねて書かれていること多いです。

2.明治40(1907)年〜大正6(1917)年

宛名欄の下から 1/3 の場所に横線。この時代になると宛名欄の下から 1/3 までは通信文の記載が認められました。これは裏面の絵や写真に文字が書かれると見た目的に美しくないという声への配慮であったとも言われています。

3.大正7(1918)年〜昭和7(1932)年

宛名欄の中心部分に横線が引かれ、通信文のエリアが広くなっています。

4.昭和8(1933)年〜昭和19(1944)年

宛名欄上部の「きは便郵」が「きは便郵」に変わっています。

昭和21(1946)年以降

戦後期になると、宛名欄上部の「きがは便郵」が「郵便はがき」と左読みに変わります。

・ ・ ・

このように宛名欄を見るとある程度の年代の特定が可能です。ただし、例外もよく見られますのであくまでも参考として使われることをおすすめします。

絵葉書はどこで買える?

古本屋、蚤の市、ネットショップなどで手に入ります。

古本屋

おそらくいちばん手軽に絵葉書を買えるのが古本屋です。しかし、どこの古本屋でも売っているわけではなく、本以外の紙モノの取り扱いも行っているような個人経営の古本屋が主な入手先になります。東京であれば神田神保町、大阪であればかっぱ横丁などに絵葉書を取り扱っている古書店が多くあります。

蚤の市

蚤の市をこまめにチェックしていると絵葉書が一気にまとめて出る場合があります。また、貴重なものが数百円で手に入ることもあります。ただし、絵葉書がまったく無いというときもありますので当たり外れは多いです。

ネットショップ

ヤフーオークションやネットショップで絵葉書を販売しているところもあります。貴重なものは出やすいですが、価格は高くなる傾向にあります。ネットショップについては絵葉書関連リンク集の「絵葉書販売サイト」を参照して下さい。

絵葉書の価格は?

絵葉書の販売価格にはかなりばらつきがありますが、だいたい一枚五百円〜千円といったところです。

しかし、貴重なものだと数万円の場合もあります。特に「軍艦」「鉄道」「遊郭」「台湾」「沖縄」などはマニアが多く、高額になりやすいです。(ちなみに、以前、ヤフーオークションで軍艦の進水式の絵葉書が30万円で落札されているのを見たことがあります・・・。)

逆に、寺社仏閣や自然景など、現在と過去を比較してもあまり違いがないものはあまり人気がなく、高値になることはほとんどありません。

また、↑この絵葉書のように一見貴重そうに見える豪華な記念絵葉書関係も意外と需要がなく、かつ、大量に発行されているため高値になることは少ないです。(※ただし、上述のように軍艦の進水式記念絵葉書は例外)

絵葉書の集め方

ただやみくもに集めるのではなく、テーマを決めて集めるとコレクションがより楽しくなります。

自分の興味のあるジャンルをメインにしてみるというのも良いかと思います。例えば飛行機やバス・船などの乗り物、動物園や遊園地などの施設、炭鉱や工場、城郭、温泉、遊郭・・・そんなふうに一定のカテゴリーを決めて集めるとコレクションの価値が高まります。

地域で絞るというのも良いでしょう。自分の住んでいる所、縁のある場所、好きな旅行先といった具合に場所を限定するのも収集にハリがでます。

私の知り合いに「丼モノ」の絵葉書をコレクションしている人もいます。絵葉書の中の看板やのれんなどに「丼」の文字を見つけたらコレクションに加えるのだそうです。そのようなマニアックな集め方も楽しいかと思いますし、数が集まると立派な資料になります。

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Y氏(山田孝之)
運営:Y氏は暇人
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明治〜昭和初期の九州・山口の絵葉書を収集しています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)
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